お知らせ
本物にふれる機会の大切さ
東京芸術座による「12人の怒れる男たち」をアルカスSASEBOにて全校生徒で鑑賞しました。

原作は、レジナルド・ローズ。
物語は、父親殺しの罪に問われた少年の裁判で、12人の陪審員が「有罪」か「無罪」か評決に達するまで議論する様子を描いています。
1時間45分の劇。舞台転換もない。
映画やドラマを早送りで観る世代の高校生が最後までついてこれるのか…
その心配は杞憂(きゆう)で終わりました。
時代を超えた普遍の名作であることはもちろんですが、役者の皆さんの演技、音響、舞台の演出。
まさに、一流の芸術作品に全校生徒、職員は引き込まれ、圧倒された時間でした。
お礼の言葉で、生徒代表の小門君は「気づいたら自分も13人目の男になっていた」と素直な感想を述べました。

地方にいても、本物の芸術に触れる機会はとても大切です。
次年度はアルカスSASEBOは改修工事のため使用できませんが、一流の文化・芸術に触れる機会をつくっていきます。
また、12人の怒れる男たちのセリフ一言一言は、現在社会、学校においても、正義や勇気、民主主義とは何か。
人としてのあり方を鋭く問うものでした。
東京芸術座の皆様素晴らしい舞台を鑑賞させていただき誠にありがとうございました。
舞台監督さんより、「生徒さんたちの鑑賞する熱意・真剣さに役者も素晴らしい演技ができました。」とのコメントを頂戴しました。
九文生の鑑賞する姿勢は、私からみても素晴らしいものでした。
嬉しかった!
