HOME お知らせ 2025年度 お知らせ 2026.02.27 校長Blog 2月 衛生看護専攻科 衛生看護専攻科49名卒業!!おめでとう!! 令和8年2月27日、本校衛生看護専攻科 第29回卒業証書授与式を長崎短期大学カルチャーホールで挙行いたしました。 卒業生との別れを惜しむ涙雨が降る中で、ご来賓、保護者の皆様にご臨席賜り感動的な式でした。 式辞を次のように述べました。 49名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。 そのうち46名は本校高等学校から、3名は佐世保市医師会看護専門学校から本学へ進学されました。この2年間、専門知識・技術の習得、臨床実習、国家試験対策と、幾度となく困難に直面しながらも、志の火を絶やすことなく努力を重ね、本日ここに立っています。 皆さんの多くは、4月から看護専門職として社会へ踏み出します。 思想家の 内田樹 さんが、講演の中で「雪かき」の話をされていました。 大雪の日、誰かが早朝から黙々と雪をかく。そのおかげで、人々は何事もなかったかのように道を歩くことができる。 多くの人は、その「誰か」の存在に気づきません。感謝の言葉が届くこともないかもしれない。 それでも、雪をかいた人の働きは確かに誰かの一日を支えています。誰も見ていなくても、社会はその働きによって成り立っている。 内田さんは、「働くとは、誰かの困難を少し前もって引き受けること」だと語られました。 看護もまた、まさにその営みです。 患者さんが不安になる前に声をかける。症状が悪化する前に気づく。家族が崩れてしまう前に支える。 皆さんの仕事は、決して派手ではありません。感謝されない日もあるでしょう。理不尽に心が揺れる日もあるかもしれません。 しかし、皆さんが夜を守り、苦痛を和らげ、その人の尊厳を支えることで、社会は静かに守られています。 雪をかく人のように、誰かが安心して歩める道を整える存在。それが看護師という、尊い職業です。 近代看護の礎を築いた フローレンス・ナイチンゲール は、看護を犠牲ではなく「使命」として生きました。 使命とは、自分をすり減らすことではありません。自分を磨き続けながら、他者を支えることです。 どうか、自分自身を大切にしてください。自分が倒れてしまっては、雪をかくことはできません。 そして、困難に直面したときは、一人で抱え込まず、仲間を頼ってください。今日ここにいる仲間は、同じ志を持つ「同志」です。 最後に。 皆さんがこれから歩む道が、誰かの人生をそっと支える温かな道でありますように。 「あなたがいてくれてよかった」と言われる看護師に。そして、社会から必要とされる人間であってほしい。 皆さんとの一年間の出会いに、心から感謝しています。努力する姿、挨拶や笑顔に、私は幾度となく勇気をもらいました。 皆さんの前途が光に満ち、素晴らしい人生となることを信じ、式辞といたします。 令和8年2月27日九州文化学園高等学校 衛生看護専攻科校長 橋之口 裕太 古い記事一覧新しい記事 資料請求はこちら
2026.02.27 校長Blog 2月 衛生看護専攻科 衛生看護専攻科49名卒業!!おめでとう!! 令和8年2月27日、本校衛生看護専攻科 第29回卒業証書授与式を長崎短期大学カルチャーホールで挙行いたしました。 卒業生との別れを惜しむ涙雨が降る中で、ご来賓、保護者の皆様にご臨席賜り感動的な式でした。 式辞を次のように述べました。 49名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。 そのうち46名は本校高等学校から、3名は佐世保市医師会看護専門学校から本学へ進学されました。この2年間、専門知識・技術の習得、臨床実習、国家試験対策と、幾度となく困難に直面しながらも、志の火を絶やすことなく努力を重ね、本日ここに立っています。 皆さんの多くは、4月から看護専門職として社会へ踏み出します。 思想家の 内田樹 さんが、講演の中で「雪かき」の話をされていました。 大雪の日、誰かが早朝から黙々と雪をかく。そのおかげで、人々は何事もなかったかのように道を歩くことができる。 多くの人は、その「誰か」の存在に気づきません。感謝の言葉が届くこともないかもしれない。 それでも、雪をかいた人の働きは確かに誰かの一日を支えています。誰も見ていなくても、社会はその働きによって成り立っている。 内田さんは、「働くとは、誰かの困難を少し前もって引き受けること」だと語られました。 看護もまた、まさにその営みです。 患者さんが不安になる前に声をかける。症状が悪化する前に気づく。家族が崩れてしまう前に支える。 皆さんの仕事は、決して派手ではありません。感謝されない日もあるでしょう。理不尽に心が揺れる日もあるかもしれません。 しかし、皆さんが夜を守り、苦痛を和らげ、その人の尊厳を支えることで、社会は静かに守られています。 雪をかく人のように、誰かが安心して歩める道を整える存在。それが看護師という、尊い職業です。 近代看護の礎を築いた フローレンス・ナイチンゲール は、看護を犠牲ではなく「使命」として生きました。 使命とは、自分をすり減らすことではありません。自分を磨き続けながら、他者を支えることです。 どうか、自分自身を大切にしてください。自分が倒れてしまっては、雪をかくことはできません。 そして、困難に直面したときは、一人で抱え込まず、仲間を頼ってください。今日ここにいる仲間は、同じ志を持つ「同志」です。 最後に。 皆さんがこれから歩む道が、誰かの人生をそっと支える温かな道でありますように。 「あなたがいてくれてよかった」と言われる看護師に。そして、社会から必要とされる人間であってほしい。 皆さんとの一年間の出会いに、心から感謝しています。努力する姿、挨拶や笑顔に、私は幾度となく勇気をもらいました。 皆さんの前途が光に満ち、素晴らしい人生となることを信じ、式辞といたします。 令和8年2月27日九州文化学園高等学校 衛生看護専攻科校長 橋之口 裕太 古い記事一覧新しい記事