お知らせ

地域医療を守る決意の灯火

10月9日(水)、衛生看護科第55回戴帽式を挙行いたしました。
現在、実際の医療現場では衛生上の理由などからナースキャップの着用は廃止されていますが、本校では臨床実習を直前に控えたこの時期に「戴帽式」を行い、看護の道を志す生徒たちが「命に向き合う覚悟」を新たにする大切な節目としています。
式では、女子生徒にナースキャップを、男子生徒にはハンカチーフを授与しました。
今年の戴帽式では、今年3月末で70年の歴史に幕を閉じた佐世保市医師会看護専門学校より譲り受けたナイチンゲール像を使用させていただきました。
この像に灯をともす瞬間には、看護師を志す生徒一人ひとりの強い決意が感じられました。
地方では、医師や看護師など医療人材の不足により、地域医療の持続が難しい状況が続いています。
また、少子化の影響で看護学校をはじめとする専門学校の廃校も全国的に進んでいます。そのような中で、長崎県北地域において看護師資格を取得できる学校は、本校と佐世保市立看護学校の2校のみとなりました。
本校では今後も、関係機関との連携をより一層深め、地域に貢献できる人材育成に努めてまいります。
なお、当日は長崎新聞社様およびテレビ佐世保様に取材いただきました。
長崎新聞(2025年10月11日付)に掲載された記事については、「新聞を活用したふるさと教育の充実」に関する協定に基づき、ホームページ等での掲載が許可されております。ぜひご覧ください。